ECO‐cafe「MINT」は、“NPO法人じりつ”さんが母体となった喫茶店で、障がいのある方がいきいきと働いています。地域との関わりやその思いをお聞きした取材記事です。
※この記事は「みやしろで暮らそっ」のバックナンバーから反響の大きかったものをリライトしたものです。 (2014年2月特集より)
こんにちは!毎日寒いですね。ついつい家の中でジッとしてしまいがちですが、春は少しずつ近づいています。天気のいい日は町内を散歩&ランチもいいもの。というわけで今月は春にぴったりのお店を紹介します。
東武動物公園駅西口からまっすぐ150メートルほど歩くと、埼玉りそな銀行の向かい側に、ECO-cafe MINTさんがあります。オシャレな外観で、外にはオリーブなどの樹木が並べられてとても癒される感じ。
「MINT」さんは母体が“NPO法人じりつ”さん、その中の喫茶事業として営業をしています。埼葛北地区で初めてのA型事業所ということです。
障がいのある方たちが働くところは一般企業の他に、就労継続支援A型事業所、就労継続支援B型事業所というのがあり、A型事業所というのは報酬も一般企業に近い環境を整えなければいけないので、福祉事業者にとっても障がいのある方たちにもハードルが高いのだそうです。
障がいがあることで、働くチャンスに恵まれない人もいます。でも働きたい、働いて社会とのつながりを作っていきたいという人たちが多くいます。「MINT」さんには、そんな気持ちを持っている人たちが働いています。
みなさんとってもいきいきと働いているすてきなお店ですよ。
「MINT」さんはミニコンサートや会議、個展や展覧会などいろいろなイベントに対応できる多機能型喫茶です。
店内はちょっと変わったテーブルや椅子があるのですが、それもそのはず!この多機能型喫茶は日本工業大学建築学科の学生さん達がデザインしたそうです。
気軽にテーブルや椅子を配置換えできるようになっています。「いろいろな使い方ができる空間」というコンセプトで、町の人たちのつながりの拠点として利用できるようにデザインされたそうですよ。
学生さんの発想はさすが!面白いですね~!
店内には“NPO法人じりつ”の方が作っている、かわいい雑貨も販売されています。
「MINT」さんでは今後の展開として店内の一部をレンタルボックスにしていく予定らしいですよ。ご自身の作品をたくさんの人たちに見てもらいたい、知ってもらいたいという方は展示販売をご相談してみてはいかが?
今回取材の中で「MINT」さんは、このお店を通じて町の人たちの交流の場になってほしい、また町外の方からも宮代町を知ってほしいとおっしゃっていました。
その想いはきっと多くの人に広がっていきますね。