Sayo
埼玉県宮代町出身
宮代町には、それぞれのスタイルで暮らしを楽しんでいる人たちがいます。
このリレーインタビューでは、町で暮らす人たちの声を通して、みやしろの魅力をお届けします。
第2回のゲストは、Sayoさんです。
Q1. 宮代町に住もうと思ったきっかけは?
A1. 生まれも育ちも、宮代町なんです。
近くに住んでいたこともあり、開校したばかりの笠原小学校に、小学1年生で入学しました。1年目は校舎の建設が間に合わず、プレハブだったんです。あの辺りは今よりずっと田んぼが多くて、蛍も飛んでいました。進修館もちょうどできた頃で、よくかくれんぼをしていたのを覚えています。
笠原小学校では、答えを教えてもらうのではなく、自分で考えて、自分の言葉で表現することを大切にしてもらいました。当時は教科書を使わず、わら半紙一枚を渡されて、「この問いについてどう思う?」と聞かれる授業もありました。問いに対して、それぞれが自由に文字で書いたり、図で描いてみたり。今思えば、アクティブラーニングの先駆けのような教育だったと思います。

▲ 「廊下に壁のない校舎は開放感が素晴らしくて、四季折々の景色に癒されます」
Q2. 普段はどんな暮らしをしていますか?
A2. 身近にあるものを活かして、季節ごとの暮らしを楽しんでいます。
フリーランスなので、仕事と休みの区別はあまりないのですが、夫は週末が休みなので、土日は一緒に町を散歩しています。その週にあったことを話しながら川沿いを歩いたり、季節の草花を見つけたり。私たち夫婦にとって、大事な時間になっています。
野菜は蛭田農園さんや新しい村で買い、できるだけ旬のものを選ぶようにしています。最近では藍を育てて生葉染めをしたり、トウモロコシの皮で鍋敷きを作ったり、イグサで円座を編んだりもしました。

▲ イグサで作り途中の円座と、トウモロコシの皮で作った鍋敷き
身近にあるものを使って、何かできないかなと考えるのが好きなんです。遠くを探さずに、既にあるもので満たされる。そういう暮らしを大事にしています。
Q3. あなた流の宮代の楽しみ方は?
A3. 町を歩けば、新しい発見と出会いがあります。
私の宮代の楽しみ方は、町の中を歩いて、まだ知らないものを見つけることです。何十年も住んでいるのに、まだ見ていない道やお店があるんです。「こんなところがあったんだ」と見つけるたびに嬉しくなります。
川沿いを歩いていると、時々カワセミがいたり、シラサギもいたりして、すごく気持ちいいです。町中を歩いていると、必ず誰か知り合いに会うんです。夫には「本当に顔が広いね」と言われるのですが、自然とそうなっていくんですよね。
景色や人との出会いを楽しみながら歩ける。それも宮代のいいところだなと思います。

▲ 「夫と“宮代のナイアガラ”って呼んでいます(笑)」
Q4. 今取り組んでいること、これからやりたいことは?
A4. 安心して自分のことを話せる場を、町の中につくっていきたいです。
NVC(共感的コミュニケーション)を伝える活動や、安心して思ったことを話せる場づくりをしています。「こんなこと、大したことじゃないんだけど…」と話し始める人がたくさんいます。でも「大したことじゃないこと」にこそ、その人が本当に大切にしているものが詰まっていたりするんです。
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▲ 「普段は意識していない思いや願いを、カードをツールに言語化していきます」
答えを私が手渡すのではなく、その人自身の中にある感情や「本当は何を大切にしたいのか」を、一緒に探して言語化していきます。振り返ると、笠原小学校で、自分で考えたことを自分の言葉にして表現する経験が、今の活動にもつながっているのかもしれません。
今は大人を対象に活動していますが、家庭や地域で大人が自分らしくいられることが、子どもたちの生き生きとした姿にもつながっていくと思っています。これからも、町の中に安心して自分のことを話せる場を増やしていきたいです。
Q5. おすすめのスポットやグルメを教えてください
A5. おすすめは、いっぱいあります!
TiTi Cafeさんも好きですし、香麦さんの「アルプスの少女ハイジ」に出てくるようなパンも好きです。
新しい村には、買い物だけでなく散歩でも行きますし、講座やミーティングで「農の家」をお借りすることもあります。「わたしたちの月3万円ビジネス講座」を受講してから、押し花教室を開くようになったのですが、レッスン開催時には、あじまんまさんにお昼ご飯のおかずをお願いしたり、コーヒーとおやつ 日々さんに、自宅の庭で採れたハーブを使ったケーキを作ってもらったりもしています。
友達が私のSNSを見て「宮代って何でもあるね」と言ってくれたのですが、私もそう思っています。たくさんのスーパーやショッピングモールがなくても、一つ一つ、研ぎ澄まされたものがある。だから、もう十分だなと思っています。
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▲ 押し花教室の様子と、日々さんに焼いていただいたという「ディルケーキ」
Q6. 移住を考えている人へメッセージをお願いします
A6. 空が広くて、帰ってくると ほっとします。
自然を感じながら暮らしたいけれど、都市にも出たい。そんな方にも、宮代町はいいと思います。町外から来た人には必ず「静かですね」と言われます。風の音を感じたり、鳥の鳴き声を聞いたり、季節の移り変わりを感じながら暮らしたい人には、ぜひにと思います。

宮代町に帰ってくると、窓を開けて深く息を吸える。空が広く、空気がおいしい。その開放感に、ほっと安心します。家を建てる際に周辺の町も見て回りましたが、やっぱり宮代がしっくりきました。
交通の便もよく、都市にも出やすい。それでいて、遠くへ行かなくても身近な場所で楽しめる。そんな暮らしができる町だと思います。
Q7. あなたにとって宮代町とは?
A7. 自分のままでいられる「ふかふかの土」のような場所です。
まず「ふるさと」です。ここで生まれ育ってきたからこそ、自分の原点ともいえる、唯一無二の場所です。
そして、何でもやってみることを許してくれる「ふかふかの土がある場所」。進修館という市民活動の拠点があったり、対話会のために笠原小学校内の陽だまりサロンを貸していただけたり、いろんな人が関わってくれたり応援してくれたり。そういうことも、当たり前ではないですよね。
子どもの頃、自由に自分を表現して、どんな発表をしても先生たちに受け入れてもらっていました。そんな経験も、今の私の中にある「自分のままでいられる場所」という感覚につながっているのかもしれません。
相手を変えるのではなく、自分の半径5メートルから、欲しい世界をつくっていく。自分が満たされて、その輪がじわじわ広がっていく。そういう感覚を持てる場所なんだと思います。

▲ 「夕焼けの時間帯も、とても綺麗です」
前回の横川 剛士さんからのご質問です。
Q8. 今の活動につながる原点は何ですか?
A8. NVC(共感的コミュニケーション)という考え方との出会いが、今の活動につながる大きな転機だったと思います。
たまたま講座に参加したことがきっかけでしたが、NVC(共感的コミュニケーション)という考え方を学んでいく中で、自分がこれまで感情を封じ込めてきたことに気づいたんです。「感情ってなんだろう」「自分の感情が分からない」と壁にぶつかったこともありました。そこから、自分は何を大切にしているのかを少しずつ考えられるようになり、自分自身との関係も変わっていきました。その後、仲間と家庭教育支援チームを立ち上げる中で、このチームでは、私はコミュニケーションについて伝えていけるのではないかと思いました。
Sayoさん、ありがとうございました。
インタビューの最後に、次回のバトンを託す方についてお聞きしました。
Q9. 次のバトンは、どなたにつないでいただけますか?
A9. ヤスさんをご紹介します。子どもも大人も自然と笑顔になれる「居場所」をつくっている方です。
「わたしたちの月3万円ビジネス講座」の同期で、「想像屋 よしえ」さんと一緒に、遊び場をつくる活動をしています。
以前、私が無印良品で働いていた時に「つながる市」で、遊び場をつくってもらったことがあって。子どもも大人もリラックスして楽しそうに過ごしている姿を見て、その世界観がとても素敵だなと思いました。
会社員として働きながら、休日に活動を続けている姿も尊敬しています。
Q10. ヤスさんに、ぜひ聞いてみてほしいことはありますか?
A10. 「第二の人生、何して楽しむ?」と聞いてみたいです。
これまで居場所づくりを通して、たくさんの人を楽しませてきたヤスさんが、これからどんなことをして楽しんでいくのか。次のステージに進もうとしている今だからこそ、これからやってみたいことや、思い描いている未来を聞いてみたいです。
次回は、2026年11月公開を予定しています。どんなお話が聞けるのでしょうか。お楽しみに!

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