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鎌倉街道を行く和戸歴史さんぽ

みやしろ市民ガイドクラブさんの案内で和戸方面を歴史散歩しました

2019.02.14

市民ガイド千葉さん

〝鎌倉街道″って聞いたことがありますか?
鎌倉時代、幕府の御家人が有事の際に「いざ鎌倉」と馳せ参じるため、幕府のある鎌倉と各地を結んだ道路網です。宮代町内にも鎌倉街道が一部残っていて当時の面影を偲ぶことができます。
歴史好きにはたまらないというこの鎌倉街道を、町内の観光資源の掘り起こしやボランティアガイドを中心に活動しているみやしろ市民ガイドクラブの会長の千葉さんにご案内いただきながら「宮代さんぽ」を楽しんできました。

和戸散歩

真冬とは思えないような暖かな1月の晴れた日、須賀に鎌倉時代からあるという「真蔵院」で待ち合わせをして、ここからおよそ約3キロメートルのお散歩開始です。

鎌倉街道の主要幹線は関東地方を中心に広がる3本で、上道(かみつみち、かみのみち)・中道(なかつみち、なかのみち)・下道(しもつみち、しものみち)とよばれていました。このうち宮代町内を通っていたのは中道です。

東粂原鷲宮神社

奥州方面から鎌倉へ続く街道は、この辺りでは〝高野の渡し″で古利根川を渡り南下し、真蔵院の南側から東粂原鷲宮神社に抜ける道が、鎌倉街道であったと考えられています。二つの道が併行していたり、それらの道に直交する道も鎌倉街道と伝えられているのですが、それは、時期によって代替道路が建設されたり支線のような道も鎌倉街道と呼ばれたからだそうです。

「鎌倉街道は関ヶ原合戦の直前に、家康が上杉討伐に向かった道で、小山評定として有名だよ」
千葉さんの言葉に、今では車がすれ違うのに苦労するような細い道が、なんだか特別な道に見えてくるから不思議です。

東粂原鷲宮神社本殿

ここは東粂原鷲宮神社。かつては町の無形民俗文化財の獅子舞が奉納されていました。

この写真は祭礼の日に撮影したものです。

鎌倉街道からみた鷲宮神社

鳥居のずっと手前に神社の石碑が立っています。なぜここに入口があるのか前から不思議に思っていたのですが、この斜めの道が鎌倉街道だったと知って納得!ここからが入口だったのですね。

街道沿いには地蔵堂もあります。街道はこのまま白岡市の方に続きますが、お散歩はここで街道を離れ大聖院の方へ進みます。



大聖院は須賀小学校の前身の粂原学校として使われていた場所だそうです。
ところで、この「まちしるべ」ですが、「全町博物館構想」(町全体が博物館)から設置されたものだそうです。

宝光寺

道を挟んでお隣には「宝光寺」があります。明治時代は須賀村の役場としても使われていたそうです。

宝光寺では座禅体験もできます。

千葉さんの後をついていくと「そこは民家ではないのかな・・・」という敷地に入ってしまいました。心配していたらこんなまちしるべが。〝酒″の文字が書いてあり、てっきり酒蔵跡かと思って期待してしまいました~。

ここは福沢諭吉の門下生だった「矢部造酒之丞(やべみきのじょう)」という方が開設した「寧倹義塾(ねいけんぎじゅく)」という漢学塾の跡だそうです。優秀な方がたくさんいたのですね。



しばらくは田んぼの道が続きます。春は田植えの風景、夏は青田の上を吹く風、秋は黄金色と季節ごとに違った風景を見せてくれる道ですが、今は冬まっただ中なのでちょっと殺風景。
春はもう少し先みたいですね。

かつて学校へ通う冬の朝、肩をすくめ霜柱を踏みながら歩いた道。当時は何とも思いませんでしたが、大人になって、そんな何気ない四季折々の風景を身近に感じられるのは改めて素敵なことなのだと思います。


宮代町は巨峰が特産品なので町のカラーは紫色です。須賀小学校から体育館への歩道橋も紫色に塗られていたりします。こんな遊び心が結構好きです♪須賀小学校と須賀中学校は隣り合わせに建っていて、小中一貫教育が行われています。

さあ、散歩の締めくくりは、真蔵院に戻ります。

仁王門の山号額(さん号がく)。右から「いおうざん」と読むそうです。
医王山真蔵院は鎌倉時代から続く由緒あるお寺さんです。昔はこの門前で市も開かれていたそうです。

町内唯一の仁王門をくぐると、右手に薬師堂、左手に鐘つき堂があります。 



撮り忘れたので、鐘つき堂の写真は夏のものです。
大晦日には除夜の鐘をつきにたくさんの方が訪れるそうです。

除夜の鐘



普段は見過ごしてしまいがちなところも、千葉さんの興味深いお話で新たな発見の連続!

千葉さんが「円空仏を見せてもらえるか聞いてあげるよ」と言ってくださり、なんと拝ませていただけることになりました。さすがガイドさんです!

とっても優しいお顔で笑っていらっしゃいました。
が。。。すみません。写真では逆光でお顔がわからない。

左が室町時代に造られた仏像で、右が江戸時代に造られた円空仏だそうです。
円空仏は宮代町内では和戸地区の御成街道沿いを中心に12体が確認されているそうです。

春の粂原

宮代町は小さな町ですが、少し歩いただけでも見どころが満載で、今と昔が繋がっていく面白さを感じながら歩いた3キロの散歩道はあっという間でした。少し暖かくなったら、歴史豊かな宮代町を、みやしろ市民ガイドクラブさんのお話を聞きながら、歩いてみてはいかがでしようか?
ちなみに、次回は姫宮地区を千葉さんに案内していただく事になりました。どうぞお楽しみに♪

~今回のおさんぽ~
真蔵院→東粂原鷲宮神社→大聖院粂原学校跡→宝光寺→矢部酒之丞寿蔵碑→須賀小→権現台→杉戸飛び地→レンガ橋台→真蔵院

<関連リンク>

宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 通史編:町域の鎌倉街道

宮代町の文化財:真蔵院円空仏3D

 

 

 

 

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