おしらせ
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時代とともにだんだんなくなっていく年中行事
ちょっぴり寂しいと思っていたら
宮代町に伝わる地域の行事を
宮代町さわやかクラブ連合会のみなさんが伝承してくれていました。
七夕の日に織り姫さまとひこ星さまが乗ると言われている「まこも馬」の作り方を教えていただきました。

みなさんは「まこも」という植物をご存じですか?
水辺や田んぼに生えているこの細長い葉の植物が「まこも」です。
イネ科の植物で、日本では古くから神が宿る草として大切に扱われてきた植物らしく、
お風呂にいれたり田畑に埋めて五穀豊穣を願ったり食用にもしてきたそうです。
そんなまこもという植物で作る「まこも馬」は、七夕に雄雌対で笹飾りと一緒に飾られます。
七夕の願い事を書く短冊は、芋の葉に溜まった朝露を硯にいれ、
その墨で字を書くと上手に書けるといわれたそうですよ。
*『宮代町史 民俗編』(宮代町デジタル郷土資料)参照まずは水辺に生えるまこもを刈るところから始まります

今年のまこもは育ちが良いらしい
トラックいっぱい刈り取れました
刈り取ったまこもは束ねて干します

三匹のこぶたのわらの家みたいになってます。

こんな風に準備をしてくださって、乾いたまこもでいよいよ本番




教えてくださるのは宮代町さわやかクラブ連合会の皆さんです


1年ぶりの作業ですが、まこもに触れるうちに自然と手が動きだします

ベテランのみなさんでも、人に教えながら作るのは大変です!

あちこちから助けを求める声がかかり、手分けして手伝います

まずは、馬の頭からつくりますよ

あーなって、こーなって、そっか~

顔を作ったらタテガミを作っていきますよ



タテガミが5本できたら、次は胴です

パパと一緒に相談しながら共同作業も楽しいね

ここがこうだね!


わからないところは一緒に作ってくれるから大丈夫♪

でもそろそろこどもたちは飽きてきましたよ




無事できあがるのか?笑

真剣な大人たち


無事できあがるのか?笑

なんとか馬に見えてきたかしら

おじいちゃん・おばあちゃん・パパ・ママ・私に僕
みんなでワイワイ作ると楽しいね。
誰かが見ていてくれる
誰かが声をかけてくれる
宮代町の三世代交流事業です。
できたよ~





こども達が健やかにそだちますように
みんなの願いが叶いますように
今年も豊かな宮代町でありますように
大切な心を伝える地域の行事をこれからも大切にしていきたいですね -
2024年7月31日